導入事例 株式会社 明治屋食品工場 様

JIPROSを生産基幹システムの基盤とし、作業をペーパレス
で標準化させ、オペレーションの効率アップを実現 ─

製造部 生産管理課 小池圭司課長

製造部 生産管理課 小池圭司課長
(導入時 総務部 情報システム課)

株式会社明治屋食品工場では、食品の安全と安心の確保を大前提とし、更なる品質管理体制の確立と業務改革を目的として、生産部門における基幹業務の新システム導入の検討を2005 年から開始。
導入に際して、国内3社のERPベンダーに提案依頼(RFP)し、製品の機能や性能だけではなく、相互信頼関係を築き業務改革のパートナーになれる企業かどうかなどを総合的、統合的に判断し、日本電子計算株式会社の「JIPROS」を選定されました。
導入の背景や構築した生産基幹システムの成果について、製造部 生産管理課 (導入時 総務部 情報システム課)小池圭司課長に話を伺いました。

課題解決への取組と選定理由・成果

課題

  • 伝票起票と入力処理が重複しており、他部署とのデータ連動が不十分
  • オフコン帳票を基にした手入力による資料作成が多く、集計作業に時間が掛かる
  • 旧開発言語のため、ドキュメント不備によるメンテナンスに、コストと時間の増大

JIPROS選定の決め手

  • 製品の機能、コスト、セールスポイントを評価
  • 業務改革のパートナーとなり、将来を見据え、共に仕事が出来る企業と判断

ソリューション

  • 「JIPROS」を生産業務の基盤とし情報の可視化を実現
  • 「JIPROS」を導入し業務改革の実現

成果

  • 生産/購買/出荷/品質管理情報の一元化
  • 伝票及び帳票の削減
  • ハード機器の更新により、運用の安全性とセキュリティ管理の向上

課題

2007年問題への取り組みをきっかけに旧システムからの刷新を決定

新生産基幹システム導入前の当社では、オフコンベースで、生産・販売・在庫管理から、勤怠・給与・会計・固定資産にいたるまで、会社全体に関わるすべての業務を自社で開発し運用していました。

環境の変化に伴い継ぎ足してきたプログラムは約4,000本あまりとなり、業務保守が負担となっていました。2005年に約9割のプログラムを開発作成していた社員が退職することから、システムのオープン化と時代の要求に合わせた基幹システムの整備が必要だと考えたのです。

JIPROS選定の決め手

導入ベンダーの選定にあたっては、依頼した3 社の製品の機能やコスト、セールスポイントを評価しただけではなく、当社の業務改革のパートナーになれる企業かどうか、将来を見据え、共に仕事ができる企業かどうかを判断し、日本電子計算株式会社の『JIPROS』に決定しました。

ソリューション

JIPROSを導入し、「情報基盤」→「情報の見える化」→「現場力向上」までの業務改革を実現

品質管理体制の確立と業務改革のための情報基盤を構築

株式会社明治屋食品工場様の総務部 情報システム課による新生産基幹システムの構築にあたっては、以下の4つの目標を掲げていました。

  1. ①販売、購買、生産、在庫ならびに原価管理などの全業務活動を、統合的かつ集約的にリアルタイムで把握するシステムの構築
  2. ②品質管理体制(トレーサビリティーなど)の強化
  3. ③情報の共有化、オープン化、ならびに高度な活用
  4. ④オペレーションの効率を追求し、コスト面やスピード面の効率化を高める

さらに、販売(製品)・生産(半製品・仕掛品)・資材(原材料)の在庫情報の一元管理や、リアルタイムでの実績更新により、「情報」と「もの」の一致、ロット別での在庫管理の徹底、そして正確で精緻な作業実績の記録(いつ・誰が・どこで・なにを)といった構築のポイントも重視していました。そのために、JIPROSの標準機能を70%使い、残りの30%をアドオン・カスタマイズで対応し、目標の実現に取り組みました。

成果

JIPROSを生産基幹システムの基盤とし、原材料の購買管理~製造管理~出荷管理まですべて処理できるようになったことをはじめ、作業の標準化やペーパレス化も可能になりました。

明治屋食品工場様

製造実績におけるペーパレス化では、オフコン時代に6種類の伝票(原材料使用伝票・原材料発生経費伝票・出来高報告書・半製品伝票・製品入庫伝票・作業時間報告書)がありましたが、JIPROSの活用で製造指図書に実績を記載するだけで済むようになり、35種類の伝票と約400種類の帳票の削減に成功しました。

また、原価計算においては、経費と製品原価の関係や出庫実績なども、目に見える形で経営者層に説明できるようになりました。

さらに、原料や製品の検査という出荷許可をJIPROSで行い、有効期限が切れる場合にはJIPROSの出庫実績や売上登録ができない仕組みを構築して、品質管理体制(トレーサビリティなど)の強化も実現しました。

明治屋食品工場 × JIPROS 今後の展望

明治屋食品工場様

今後は、リアルタイムな情報収集と生産基幹システムとの更なる連携を目指して、ハンディーターミナルを利用した実績収集や、間接部門のシステム(明治屋の会計システム・販売管理システムなど)との連携を図っていくことを目標としています。

会社概要

社名 株式会社 明治屋食品工場 事業概要 ジャム、清涼飲料(シロップ、ジュース、カクテル材料)、エッセンス、ベーキングパウダーの製造
所在地 大阪府茨木市西河原3丁目1番13号 企業Webサイト http://www.meidi-ya.co.jp/

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