清涼飲料製造業として
システム基盤(基幹システム)整備の為にJIPROSを活用 ─
「Drink for Entertainment」
「うるおい」「カラダのうるおい」にとどまらず「ココロのうるおい」をお客様にお届けする企業

現存する最古のラムネメーカーである株式会社トンボ飲料様は、豊かな自然環境とすばらしい水資源に恵まれた富山に拠点を置き、1896年(明治29年)の創業以来、ラムネをはじめとするパウチ、シャンメリーなど清涼飲料を主に製造されています。
今後の自社製品と受託製造の業容拡大に向けた管理体制の強化を目指し、平成26年から基幹システムを再構築に着手されました。
導入に際しては、数社のパッケージを検討され、その中で同業態のOEM製造メーカに実績のあるJIPROSを採用。既存システムでは、未実装であった生産管理機能を実装し、販売、生産、原価管理を一体で導入されました。導入プロジェクトの初期から外部監査役としてITコーディネータを参画させ、社内、ベンダー間の調整など要所での支援サービスを利用されています。
平成27年4月には、新システムに全面切替し運用を開始。システム担当が1名であることもあり、サーバは、富山地場のデータセンターに設置し運用されています。6月末には、稼動後3ヶ月を経過し、運用状況を社長及び社内プロジェクトメンバーへの報告会を実施されました。今後の更なる運用改善に向けた検討にも着手され、システム、運用の両面からの改善活動を実施されています。
お客様のご要件
経営課題
- 得意先要求への柔軟な対応
- 正確な在庫情報に基づいた計画変動に対応できるコントロール体制の確立(受託:自社=80:20)
- 工場全体の設備稼働率をアップ(内作・外作の判断)
- 儲ける製品、維持する製品を意識したコスト管理
システム課題
- 販売・生産・原価・会計の一元管理
- 経営情報の早期提供
- 全社基幹システム情報の可視化
- 見込・受託のハイブリット生産への対応
JIPROSを採用した理由
- プロセス製造業界に特化したパッケージ
- 基本業務とパッケージの適合性が高かったこと
- 自社と同規模のOEM製造メーカへの実績とノウハウへの期待
- 生産管理部分が初めての導入であっても導入、導入後のサポートにおいて十分なコミュニケーションが取れ、信頼できる
自社製品であるトンボラムネ、シャンメリー、受託製造では、瓶、パウチ、スティックゼリーなどの清涼飲料を中心事業展開されているトンボ飲料様は、日本で最も降水量が多く、また真夏でも北アルプスには万年雪が絶えることのない「水のふるさと」富山に本社・工場を置き、美しく豊かな自然環境から与えられた貴重な水質を守り、製品に生かしたもの作りをされています。
定番として毎年季節的に製造販売されるラムネ、シャンメリーとお客様のニーズに対して試作段階から原料調達、本生産(製造、検査)、納品までの工程を世界レベルの食品安全マネジメントのベンチマーク認証規格FSSC22000の認証を取得し受託製造サービスを提供されています。これらの製品に加え、やすらぎの空間をさらに良くする為の製品としてノンアルコールスパークリングCeleble[セレブレ]、高齢者の方々や飲み込みの弱い方々のために、水分補給や栄養補給用商品であるバランス製品など新たな取り組みにも力を入れられています。
既存システムのベンダーサポート打切りにより企業の根幹を支える基幹システムの継続的利用ができなくなり、新規に基幹システム再構築を決断。社内の改革も視野に入れ、今まで運用していなかった生産管理部分も範囲としてシステム導入を決定。製品検討では、同業種であるOEM製造の導入実績、ノウハウ、サポート体制が大きな決め手となっています。また、長く利用できるパッケージ、システム専任担当がいなくてもサポートがしっかりベンダーを探されていました。最終的には、日本電子計算株式会社の中堅プロセス製造業に特化したERPパッケージであるJIPROSを採用されています。2016年以降、さらに効率化を目指し、業務見直し、システム面での改善など飛躍に向けて準備を進められています。

トンボ飲料様の製造品目の概要
トンボ飲料様は、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が制定した世界レベルの食品安全マネジメントのベンチマーク認証規格FSSC22000の認証を取得(登録組織/対象範囲:株式会社トンボ飲料)され、富山の雄大な自然に育まれたおいしい水活かし、飲料の受託生産やPB飲料の生産をされています。

会社概要
社名 | 株式会社 トンボ飲料 | 事業概要 |
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所在地 | ■本社・工場 富山県富山市下赤江町1丁目6番34号 |
従業員数 | 約100名 |
企業Webサイト | http://www.tombow-b.jp/ |